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吉野 「ねぇ、チアキ」 千秋 「なんだ?」 吉 「カナちゃんのこと、よく『バカ野郎』って呼んでるけど、何でなの?」 秋 「みたまんまだよ。あいつは本当に救いようのないバカ野郎だ」 吉 「でも、お姉ちゃんなんだからあんまりいじめない方が良いと思うんだけど……」 秋 「いじめてもいないし、いじめられてもいないよ。喧嘩なら毎日するけど。あいつは五月蠅いし、物わかり悪いし、要領悪いし、料理も下手だ。とんだバカ野郎だよ」 吉 「ふーん。でも、カナちゃん、この前テストで99点取ったみたいだよ。藤岡くんが言ってた」 秋 「(そこで藤岡の名を出すな) 私がバカだと言ってるのはカナの学力の話じゃない。あいつはただの勉強嫌いなだけで、意外と頭は良いんだぞ。私が言ってる『バカ野郎』はそういう意味じゃないんだ。ったく、付き合ってらんないよ。あいつが家に居ないと静かで平和だ」 吉 「へぇ。でも、それだけカナちゃんの事が気になるって事は、チアキも何だかんだ言って好きってことなんだね♪」 秋 「あ、当たり前だろ。一応あいつは家族だし、私の姉だぞ。す、好きに決まって…………って、何言わせんだバカ野郎!!」 吉 「私もカナちゃんの事、好きだよ? あんな面白いお姉さん、私も欲しかった」 秋 「ま、毎日居ると疲れるぞ」 吉 「じゃあ、1カ月だけカナちゃん貸してよ」 秋 「それは断る。あいつは五月蠅くて救いようのないバカ野郎だから、お前の家なんかに連れて行ったら家の人に迷惑が掛かる。カナは私がちゃんと見てやらないとダメなんだよ」 吉 「つまり、カナちゃんといつも一緒に居たいって事だね」 秋 「ち、違う!! わ、私はあいつなんか……」 吉 「好きなんでしょ?」 秋 「ちちちちちち違う!! べ、別に嫌いな訳ではないけど……///////」 吉 「ふふふ。チアキかーわい♪」 秋 「か、か、か、からかうなぁあああああ!!!!!!」 内田 「どうしたの? チアキ、信号機みたいに真っ赤だよ?」 秋 「お前も五月蠅いよぉおお!!!!」 夏奈 「ぶえっくしゅん、こんちくしょう」 ケイコ 「随分豪快なくしゃみね。風邪でもひいたの?」 夏 「誰かが私の噂をしているようだ」 ケ 「?」 名前 コメント 8.1スレ目 久留里氏 保管庫 小ネタ
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「なぁー千秋ー」 「なに?」 「私は今、モーレツに暇なんだが」 「だから何だというんだ。私は学校から出された大量の宿題を片付けねばならん。よって、お前につき合っている時間はないよ」 「んだよー、宿題がなんだっていうんだい? 大体小学生のうちから勉強してどうするんだ? 将来大統領にでもなるつもりなのか? 子供は風の子ってよくいうだろ? つまりだ、まだ小学生であるお前は勉強なんかしてないで私と遊ぶことと大統領が言っているのも変わりないんだよ! だから、私と、遊べー!」 「話の後半は意味が通ってないぞ。それにどうして大統領なんだ。なんにせよ、勉強というのは知識を深め、自身を高めるにはもってこいなんだ。 しかも私は、いい中学へ行きたいという目標がある。よって、小学生のうちからでも勉強は必要なんだ。バカなお前につき合っている暇はないよ。」 「くっ・・・!! 最後にさりげなく私をバカにしたな!!」 「さりげなくないよ。堂々とバカにしてるよ」 「ぅはー、妹にこんなにもバカにされる姉であっていいのか?? 否。断じて否だ!! ここは一つ、姉の威厳というものをわからせてやらねばなるまい・・・」 「な、なんだ・・・文句でもあるのか?」 「ふっふっふ。この私を怒らせたこと、死ぬほど後悔するがいい・・・そりゃっ!」 「うわっ! やめろ! くすぐるなんて卑怯だぞ!」 「何を根拠に卑怯だなんて言っているんだ?『卑怯ー勇気がなく、正面から取り組かないこと。正々堂々としていないこと。 また、そのさま。(国語辞典転出)』だ!」 「何に、せよっ、これのどこに姉の威厳が感じられるん・・・あっ、ふはっ・・・そこはやめっっ・・・ぅぁあんっ!」 「あれー?どうして千秋は顔を上気させて小刻みに震えてるんだー?」 「・・・うるさいっ!この大バカ野郎ー!!」 名前 コメント 8スレ目 mk氏 保管庫
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練習 届かないものに手を伸ばすことに意味があるのならば 足元の石を蹴ることにも意味があるのかな なんでもない毎日が今と現在をつないで出来ている そんな事実にも気が付かないで生きている。 そうだ くだらない世界の毎日に 素晴らしい花火を上げよう こうやって世界をどうにかしたいと思うのは一体何回目だ。 そうだ 馬鹿と呼ばれた僕が 理屈じゃない花火を上げよう 他人に理解されない根拠は批判される。 言葉の完成はまだ見れずにいる 50音全てを組み合わせても呪文にしかならない 無限の選択から空振りの連続だ。 それでもいい 野球選手は空振りを繰り返し いつか打てた時の練習をしている。 何もしないのは無に等しいのだから。 名前 コメント
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<10月末実施の電話調査による結果> ・共産党 『今までであれば反対だが、今回の案はこれから再検討する』 8月末の回答が覆されました。要注意です。 <8月31日 有志の方の電話調査による結果> ・みんなの党 『党として反対です。原則的に議員も皆反対。』 ・国民の生活が第一 『賛成か反対かはまだ決まっていない』 生活には、「民主党の手助けをする形になるので反対してもらいたい。 また、国民は民主党が姑息な方法で法務部会承認させたことも知っている。 本当に民主党と決別したのなら、この法案に反対してください。 人権救済法案こそが民主党が進めたかった法案そのものです。 民主党と生活が第一は違う信念を持った党であることを示すという意味で 党議拘束をかけてください。 消費税だけでは違いはわかりませんので。違いが無いのであれば、支持することができません。」 というような内容で、党議拘束をかけるように促してください。 <その他> 自民党に関して 3月の閣議決定の噂があった際、「党として反対する」と意思表示していたと思います。 その後、「法案が提出された際に改めて意思表示する」という発表がありました。 これに関しては以前に問い合わせ済で、「現在野党であるため、法案の内容が変更になるごとに 精査して結論を出す必要があるため」との回答を得ています。 しかし自民党に関しても、「精査する前に強硬に進めてくる可能性があるので、現段階で党議拘束をかけてほしい」と 要求する必要があります。 噂によると、自民党の一部の議員が推進派であり、水面下で協力するのではないか、ということが 取り沙汰されているからです。 いつもなんとなくのんびりムードなので、きちんとプレッシャーをかけていくべきであると思います。 公明党に関して 人権擁護法案は公明案であり、先日も野田総理に法案を進めるようにとプレッシャーを かけていたこともご存知かと思います。現状、公明党に抗議すべきかどうかは、余裕がある方だけで 良いと考えています。なぜなら生活が第一を説得する方が先だからです。もしやるならこちらに集中した方が 確実ではないかと・・・。但し状況が変わってくれば、公明への凸も必要になってくると思います。
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泣いたけれど いいよね 老いは 哀しみが沁み込むのが早いんだ 若い人が苦しんでいる姿は あまりに痛々しくて 流れる涙が 何かを浄化してくれるのではないか そう願いながら あまりに罪の多い この人生を 出来れば許して欲しくて あなたの言葉に 涙を流さずにはいられないんです この悲しみ この寂しさ 涙の夜 ひとりの夜 あなたは来ない いくら呼んでも 白い雪がただ降るばかり 白い雪がただ降るばかり らーららら、らーらーらー ・・・・・ アダモが日本語で歌っていたんだっけ・・・ いずれのサヨナラならば 今少しだけ ほんの少しだけ 生きてみようか
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Q1. なぜVIPなのにクソ真面目に議論なんかしてんの? A1. VIPで議論することに意味がある。 VIPに立つスレの大半は将来について何も考えていない若者世代の遊び道具にすぎない。 しかし、その中にたった1つでも真剣に議論しているスレがあればどうだろうか。 もしかしたら、何も考えていないようで実は政治に少し関心があり、議論する場がないために無為に時間を過ごしている若者の目にとまるかもしれない。 VIPという訪問者が不特定多数の板で地道にスレをたて続けていれば、その小さな声はやがて若者の心に共感を生むだろう。 それは世論の誕生であり、全ての原動力となる。 若者同士の連帯感はエネルギーに満ちあふれ、国を動かすことを躊躇することも諦めることもなくなるだろう。 ※「VIPの議論なんか無意味」と言うそこのあなた、意味ある議論になるよう議論に参加してください。 Q2. 議論だけだと便所の落書きで終わり。どうせ何も行動しないんでしょ? A2. ここが今までに立ったであろう政治スレとの最大の違いだろう。 このスレでの議論は、将来の具体的行動のための準備段階ととらえてもらいたい。 つまり、将来大なり小なり必ず何らかの行動を社会に対して示す。 しかし、当然のことながら反社会的行動をするつもりは毛頭ない。 血を流したところで人々に悲しみと憎しみを生むだけだ。 Q3. じゃあどんな行動をするの? A3. 議論の最大のテーマの1つには、将来起こす行動の具体的内容も含まれる。 今現在は、どんな行動をすべきなのか皆からアイデアを募集している。 Q4. どうせキモオタニートでしょ? A4. 高校生、大学生、大学院生、若年労働者がメインで議論している。 Q5. 明確なビジョンがないのに革命なんかしても政権運営できないだろ? A5. その明確なビジョンを作り上げるのがこのスレの最大の目的の1つ。 「なにやっても無駄」「どうせ愚痴だけ」「あさま山荘の二の舞」 そうならないために議論している。批判するのは簡単だ。 重要なのは誰がいつどのように動き出すかを建設的に議論することである。 Q6. ゆとりって何も考えてないよね。ゆとりって馬鹿だよね。 A6. このスレにいるゆとり世代は真剣に議論しています。煽っても何も出ませんよ。 じゃあ、よーく考えてる世代を代表してあなたが具体的な政策なり提言してみてはどうでしょうか? 発言するのが怖いですか?自分の意見が否定されるのが怖いですか?
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作者 8 投下スレ 2代目スレ レス番 8 備考 夜這い? 8 :バカテス三巻IF 〜明久、馬鹿ゆえに〜 :2008/01/15(火) 02 29 09 ID rqkj8HB7 「……えーっと、これは一体どういうことなんだろう……」 秀吉に抱きつかれている状態で僕はぼそりと呟いた。 僕、トイレに起きただけなんだけど。 落ち着け、落ち着くんだ。前原K……じゃなくて吉井明久。 落ち着いて状況を整理してみようじゃないか。 そうだ確か……今は合宿の最中で、二日目の夜のはずだ。 今日も覗きに失敗して鉄人にこっ酷く愛という名の暴力を振るわれたことを覚えている。 鉄人、今時生徒をグーで何発も殴る教師は滅多にいないと思うよ。 何処からか「にっしむら!にっしむら!」という声が聞こえてきたし。 「……んっ……はぁ……」 「うひゃあ!」 やめて、耳元で悩ましげな声を出すのはやめて秀吉! 僕、性別という垣根をロードローラーで叩き潰してしまいそう! 「……うぅん……あ……」 ぴったりと僕に絡みつく秀吉の肢体。両脚はお尻と僕の足に、両腕は背中と首に絡みつく。 しかも、男子だと言うにはあまりにもすべすべな秀吉の肌が少しずつ様々な動きで絡みつくんだよ。 正直、もうたまりません!これに反応しないのは男じゃないね! でも動かないけどね! イケるっ!って状況だけど、僕の中華キャノンも反応してるけど……姫路さんのことがあるし。 それに僕が変なことしちゃったら秀吉の漢女(オトメ)心を傷つけちゃうだろうしね。 さっすが僕!バカという名の紳士だね! 「……あきひさ……」 ごめん無理かも。 だって、F組男子に聞いてみた女の子にぐっとくるランキング(ムッツリーニ調べ)第8位の「寝ているときに甘えた声で自分の名前を呼ばれる」だよ!? ぐっときちゃったんだよ!? そのとき舌足らずな感じで言うのがポイント! ……落ち着こう、落ち着けば、落ち着くとき。 ——スゥー 目を閉じて思い切り呼吸をする。ふぅ、よし落ち着いた。 最初からこう冷静になればよかったね。あはは、何やってんだろ僕。 それよりこの肺の中に広がる芳しい匂い。何の匂いだろうね? ——ってそれは秀吉の匂いだろうがあああああ! 何やってんの僕!?どう見てもどう考えても変態の行動じゃないか! 雄二やムッツリーニに見られてないよね!?こんな光景見られてたら僕もう生きていけない! それ以前に臭い飯食べなくちゃならないかも! 9 :バカテス三巻IF 〜明久、馬鹿ゆえに〜 :2008/01/15(火) 02 31 19 ID rqkj8HB7 ……どうやら二人とも熟睡のようだ。何とか危機から脱せたみたい。 窓の外に霧島さんが見えたのは気のせいだよね。ここ三階だし。 何だかガラスと格闘しているのは僕の目の錯覚だよね、うんうん。 ——ガンガンッ 霧島さん、この合宿所のガラス全部防弾ガラスらしいから鉈じゃ割れないと思うよ。 あ、落ちてった。大丈夫かな?霧島さんなら大丈夫だとは思うけど。 雄二ががたがたと布団に包まって震えているのは何でだろう。寒いのかな? おかしいな、僕はちょっと暑いくらいなんだけどな。 でも仕方なかったんだよ!ほら、秀吉が目の前にいるわけですし、その、こう密着してると避けられない事態のわけで……思ってないからね?「あぁ、いい匂いだった」とか「ほんのり上気した秀吉可愛いな」とか断じて思ってないからね? 呼吸とかもちょっと荒くなってないからね?興奮してないからね? ——ペロッ 「うわっ!」 思わず声が出てしまった。不意に首に妙な感覚。 もしかして……舐められた? う、やばい。鼻血が出てしまいそう…… ——ペロッ まただ!まさか秀吉には舐め癖があるのか? マズイって!そんな癖があったら誰かに襲われちゃうって!今の僕とか! 頑張れ、僕の理性!負けるな、僕の理性! ——ペロッペロッ 「……好き……」 寝言最高!僕今から寝言を神と崇める新興宗教に入会してくる! くぅ、寝言とはいえ秀吉にこんなことを言わすなんて寝言のヤツやるね!最高だよ! それにしても秀吉は今なんの夢を見ているんだろう。もしかして恋人の夢かな? まぁ、「好き」って言ってるぐらいだし、そうだよね。 あれ?急にその恋人に殺意が芽生えてきた。秀吉の夢に出ている男、ちょっと僕と代わってください! 報酬は今の僕の全財産の塩ワンパックでお願いします。 10 :バカテス三巻IF 〜明久、馬鹿ゆえに〜 :2008/01/15(火) 02 32 31 ID rqkj8HB7 ……う、そういや僕トイレに起きてきたんだった。あまりに衝撃的なことがあって忘れてたよ。 僕の膀胱は頑張っているところだろう。限界が近いのが分かる。 今までよく頑張ったな、今解放してやるぞ! さて、トイレ行ってこよう 名残惜しいが、ちょっと強引に秀吉を引っぺがし優しく離す。 こういうときでも優しくするのが男のマナーってもんだよね。 さて、トイレっと ガシッ(秀吉の腕が僕の足を掴む音) ツルン(僕が足を滑らせた音) ドゴッ(僕がノーガードで顔から地面とフレンチキスした音) 「痛いっ!何か、何か鼻の形が変わった気がする!?」 あまりの痛みにうずくまって顔を抑える。流石の僕でもノーガードは辛いよ。 「秀吉っ!?」 鼻を擦りながら後ろを振り向いてみると秀吉が僕の布団から這い出て、僕の足に絡み付いている。 秀吉のつるつるの肌で触られるとくすぐったい……じゃなくて、ちょっと秀吉、そろそろ限界が近いんですけど! 性的な意味じゃなくて膀胱的な意味だけどね! 「……んっ……はぁっ……好き……好きじゃ……」 あ、性的な意味でも限界が近いかも知れない。 小鳥が啄ばむように何度もフレンチキスを僕の足にしてくる秀吉。 「ちょ、ちょっと、秀吉!汚いって!というか、色々な意味で今はマズイんだけど!」 そんな僕の言葉を聞いていないのかのように、秀吉は一心不乱に行為を続けている。 寝相が酷いって言っても限度があるんじゃないのかな。というか、寝相というのだろうか、これは。 もう夢遊病の域に達しているんじゃないだろうか。 って、秀吉!引っ張らないで!トイレが、トイレが遠くなる! 華奢な秀吉にこんな力があったとは……火事場の馬鹿力というやつだろうか。 冷静に分析している場合でもない!急いでトイレに行かないと! もうちょっと耐えてくれ、マイ膀胱! 「捕まえたんじゃよ、明久」 マウントポジション、いわゆる馬乗りの状態で秀吉が語りかけてくる。 あれ?秀吉、起きてるの? その割には妙に目が据わってるというか……ちょっと怖い。 「ひ、秀吉?」 秀吉は僕の問いかけには答えず、にんまりと笑った。 そして、僕の頬をがっちりと手で掴む。 顔が固定されているので秀吉の可愛い顔が丸見えだ。やっぱり秀吉は可愛いなあ。 11 :バカテス三巻IF 〜明久、馬鹿ゆえに〜 :2008/01/15(火) 02 36 24 ID rqkj8HB7 「だだ漏れじゃぞ、明久」 「はっ!声に出てた!」 可愛いのは事実とはいえ、ちょっと恥ずかしい。 「それで秀吉、何をするつもりなの?僕トイレに行きたいんだけど……」 「……冗談ですまそうかとも思ったが、もう止められぬ……」 「え?なんて言ったの?」 小声だったのでよく聞き取れなかった。 「……こうじゃ」 徐々に秀吉の顔が近づいてくる。僕の顔は固定されているのでそれを見つめているしかない。 ん?何かキスっぽいね?……なんて。 あれ?秀吉が止まらないよ。よく見てみると心なしかちょっと唇を前に出しているような え?ちょ、ちょっと、どうしたの秀吉!ノンストップだよ!マジっぽい顔だよ! 本当にキスなの!?冗談とかじゃなくて!?僕まだ心の準備ができてないんだけど! っていうか、この体の状態でファーストキスは勘弁してほしいんだけど! 秀吉、前のめりにならないで!お願いだから!体重がかかる分だけ、膀胱が危機的状況になるんだ! ああああ、ヤバイヤバイ!痛い、我慢しすぎて痛くなってきた!もう声も出せない! 「……大好きじゃ、明久……」 「出るううううううううううううう!」 僕の声にかき消されて秀吉の声は聞こえなかった。 僕の大声が部屋に響きわたる。あまりに恥ずかしい声だった。 何処の成人向けビデオの女優なんだ、僕は!って思わず突っ込みたくなるほどに。 しかし、何とか肝心なものは出なかったので良しとしよう。 僕の人間としての尊厳は守られたはずだ。多分 急いで秀吉を横にどかし、トイレに向かおうとする僕に突き刺さる視線が二つ。 「……明久、やっぱりお前そっちの趣味に目覚めたか」 冷めた目線でこっちを見つめてくる雄二と ——パシャパシャ 無言でシャッターを切るムッツリーニだった。 霧島さんは窓から部屋を覗いている、勿論視線は雄二に向いていた。 「ち、違うんだ!これはメガ○ック並みの厚さの理由があるんだ!というか、雄二!『やっぱり』が物凄く気になるんだけど!」 「どう他に理由があるんだ。ムッツリーニ、録音は?」 「…………バッチリ」 「極自然に嫌な会話やめて!」 「明久、トイレはいいのか?」 「スルー!?」 でも、僕も限界だったので先にトイレに行くことにしよう。 弁解は後からでも大丈夫だろう。秀吉もいることだし。 12 :バカテス三巻IF 〜明久、馬鹿ゆえに〜 :2008/01/15(火) 02 39 08 ID rqkj8HB7 「とにかく!秀吉から理由聞いておいてよ!」 「寝てるが?」 「え?」 「ほれ、そこ」 雄二が指差した先を見てみると、そこには可愛らしく寝息を立てている秀吉の姿が。 え?さっきまで起きてたよね? 「……犯罪者もここまで堕ちたか……」 「…………残念」 「二人とも何悲しそうに呟いてんの!僕が何もしてないってのは秀吉が証明してくれるよ!」 くっ、限界だ!トイレええええええ! 翌日、秀吉に話を聞いたところ、何も覚えていなかった。 何度も詳しく状況を話しても、何も覚えていないの一点張り。 僕もそれを信じるしかなかった。秀吉がそんなことするはずないし。 きっと、悪い夢だったんだよ。うん。 幽霊とかUMAとか、きっとそんなんだよ、多分。 でも、周囲はそれで納得してくれなかった。 雄二とムッツリーニは残念そうな目で僕を見るし、F組の一部男子からは生暖かい目で「同士よ!」とか言われるし、 鉄人からは腹に一発いいものを貰ったし、何より久保君の目が以前と変わってしまった気がする。何故かそれが一番怖かった。 そして女子陣からは 「ま、待って!落ち着こう!だから、拳は握らないほうがいいと思うな、うん!」 「アキ、何か弁解は?」 「今なら許してあげるかもしれませんよ」 よし、これはチャンスだ!何か適切な答えを言えば、窮地を脱せるぞ! 考えろ、考えろ僕! 「……僕の欲望が現実世界を侵食してしまったのかもしれない……こんな悲劇は二度と生まれないようぶげらっぱ!?」 「殺す」 「さよならです」 殴ってから言わないで欲しい 地面に倒れると遠くに秀吉が見えた。うん?口が動いているけど…… 「鈍い明久へのオシオキじゃ♪」 やっぱりわからなかった。
https://w.atwiki.jp/mipo-2525/pages/72.html
あつしくんの さいなん 090214 http //www25.atwiki.jp/nanakazari/pages/242.html 「ついて来ちゃダメだよ」 「…だめですか?こわいです」 「・・・もっと怖くなるから」 「厚志さんといっしょにいたほうがこわくないです!」 「分かった」 厚志はみぽりんをを連れて歩き出した。 今思えば、どうしてつれてゆく気になったのか。厚志本人が一番わからない。 厚志はつれてゆく約束をした。 しかしみぽりんは「わーい」という喜びの声をあげたあと、忽然と姿を消したのだった。 はじめは何が起こったのかよくわからなかった。 迷子になったのかと思い、あちこちを探し回る。 足が疲れて棒のようになった。 見捨てればいいのに、なぜかできなかった。 悪い想像ばかりが頭をよぎる。 あんなに世間知らずで弱いんだから、何が起こってもおかしくない。 厚志の脳裏にラボの実験室がよぎる。 一番思い出したくないもの、人間扱いされなかった日々、肉体と精神への苦痛。 町に身を潜めないといけないのに、厚志は時間の許すかぎりみぽりんを探し回った。 俺は何をしているんだ。 こんなに探し回ったのにいないということは、探しても無駄だということだと思った。 やれることはやったんだと自分に言い聞かせる、いや「自分を騙す」ように念じる。 そうしないと生きてゆけそうになかった。 騙されてくれない気持が無力感となって厚志の心を苛む。 どうにか気持に折り合いがつけられるようになった頃。能天気なメッセージとともにクリスマスプレゼントが届いた。 http //www8.atwiki.jp/iduser/pages/183.html メッセージ: 助けてくれてありがとうです。 懐中時計とミサンガ、よかったら使ってください。 PS、厚志さんはこわいのに私を助けてくれました。 厚志さんがこわくないように、私もがんばることにしました。 厚志は無言でプレゼントを睨む。 頑張るって何だ。心配して損した。 時計が欲しかったわけじゃない。何もわかっていない。 原因不明な怒りが厚志の心を支配する。 それでも包みをほおりだすことも出来ず、黙って机の上に置く。 プレゼントが届くくらいだからそのうち顔を見せるだろう。 むかむかした気分で厚志はベッドに体を投げ出す。 しかし彼女は姿を見せなかった。 今度こそ何かあったのかと少し心配しながらも、絶対違うという確信があった。 そして新年。 http //cwtg.jp/bbs4/wforum.cgi?no=3968 reno=3954 oya=3954 mode=msgview 厚志さん:あけましておめでとうございます。 年越しのパーティーに参加しました。愛の歌が素敵でした。厚志さんも幸せな気持になれますように…。 厚志はメッセージを最後まで聞かずに顔をうずめた。 なんだかすごく悲しかった。 どうしてこんな気持になるのかわからない。 そもそもどうしてこんな目にあわされるのかよくわからない。 いっしょにいたほうがこわくないと言ったのは嘘だったの? もっとつよい人をみつけたの? わからない。わからない。悲しい。悲しい。 そしてむかつく。 新年のパーティーって何だ。くそ! <NWCログより> 芝村 > みぽりんは、厚志いじけとるねえ。、次は破局だ。 (1/10-19 16 47) そしてこのあたりでみぽりんは厚志の様子を聞き、 そして慌てた。 何が原因かよくわからない。 クリスマスプレゼントは(いくらみぽりん自身が厚志さんのことをどれだけ好きでも)まだ知り合い程度の関係だと思うから、あまり喜ぶとは考えにくかった。 新年のパーティーは、まさかACEのみなさんと会場がつながるなんて思っていなくて(声をかけるという選択肢はなかった)、だからせめて厚志さんに歌の力でも幸せが届けばいいと思った。 (まさか男女で24時間一緒にいるとは考えていなかった) 何かおかしいと思いながらも、思い当たるふしがありすぎて、プレゼントが気に入らなかったのかなとか、やっぱり一緒につれてってもらって迷惑だったのかとか、だったらどうしていじけるんだとかいろいろ考えて。 ある日他の方の生活ゲームログをみて、気付く。 そうか。生活ゲーム時間が終わるとログオフされるんだ。 ということは。 「一緒につれてってもらってないー?!」 厚志の行動が頭のなかでつながった。 ああ、厚志さんごめんなさい。 最悪(厚志さんにとってみぽりんが)邪魔で始末とか考えてごめんなさい。 ええ、黒いのはみぽりんですとも! うわーん!!!! ここから約一ヶ月。 考えに考えたみぽりんは、とりあえず世界を平和にしようと思った。 世界はつながっている。だからここで頑張れば厚志さんの世界もよくなって、厚志さんもしあわせになれるはず! まあ、これはもとから考えていたことなのでそのまま実行したともいう。 手始めは藩国。 幸せの一歩は足元から! 戦闘で頑張って、でも力およばずくじけて、それでも頑張って、必死で絵を描いて、文を書いて。護民官も頑張って。 厚志さんに「まごころの花一輪」を贈って。 ごめんなさいをいうと別れの言葉になりそうだったので会いたい気持だけ伝えて。 もうどうしたらいいのかわからなかった。 ただ、世界が幸せになれば、厚志さんも幸せになると思った。 みんな笑顔だったらいいなと。 バレンタインもやたら早く買い物をした。 本来遅いくらいの準備な人であるのに、気持が抑えられなかった。 チョコの味見をして厳選してとか考えていたら、足をひどく捻挫したので(まだ1月なのに)バレンタインのチョコを郵送した。 昨年は捻挫と思っていたら骨折で、10日ほど入院したりギプスでうごけなかたりしたので早めに贈ったのだ。 そもそもこんなに早くてバレンタインなんだろうかとか思いながらも、でも贈らないと絶対後悔するという自信があったから贈った。 そのとき書いた手紙はぐるぐるしすぎてよく覚えていない。(「好き好き。会いたい」をめいっぱい込めたことだけは覚えているが。) ああ、盛大にぶっこわれるとはこういうことをいうんだ…。 まるで写経のように「テンダイスタイトルイラスト」を描いて、一時心は晴れた気がした。 しかし、幾日ももたなかった。 そもそも「一緒にいたい」とお願いして消えるって何だ?!どういう嫌がらせだー?! 自分に突っ込みいれながら、めそめそして、布団を代わりにぎゅーwして、顔をうずめてみる。 会いたいー!! でもこわいなあ。。。。 しくしく…。 2回目生活ゲームまであと数日。 みぽりんの明日はどっちだ。 【続く】
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『千一夜物語』「荷かつぎ人足と乙女たちとの物語」内「第一の托鉢僧の話」 →ある国の王子が、甥に頼まれてドーム状の墓に甥と女(実は甥の妹)が入った後に元通り土をかぶせるよう頼まれる。 のち、甥の父(つまり王子の親の弟)に尋ねられてその墓へ行き、掘り返してみると内部に長い階段があり、 階段の先に穀物その他料理を蓄えた大広間があり、先に入った甥と女は近親相姦の天罰により真っ黒な炭になってしまっている。 参考文献 『完訳千一夜物語 1』 完訳 千一夜物語〈1〉 (岩波文庫)
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「さて…どうしたものか」 全身を黒で包み頭に巻かれたターバン。男の名はココ。 彼は今武道会会場前に居た。 その会場からは絶え間ない戦闘音が辺りに響いていてその音を頼りにここまで来た。 もしかしたらトリコ達かもしれない。 ココは迷わず会場に足を踏み入れた。 ★★★ 「「うおおおおおおおおお!!!!」」 吼えるは雄叫び!響くは重音! 会場では現在ミケロと幸村が交戦している。 ミケロの足技を槍で防ぎ、幸村の槍を脚で捌く。 仮にもガンダムファイター、仮にも戦国武将。どちらも実力に申し分なし。 ミケロが勢いよく飛び出し距離を詰め蹴りを繰り出す。 幸村は槍で防ごうとするがすでに脚はなかった。 「しまっ!?」 フェイント。ミケロは幸村の背後に回り背中を蹴り飛ばした。 幸村は蹴りにより飛ばされるがその体をキャッチされる 「かたじけないでござるピッコロ殿!!」 飛ばされた幸村を支えたのは主君でもなく従者でもなく戦国武将でもなかった。 されど内に秘める熱き心。高き魂の持ち主。 生きる世は違えど数々の場を通り超えた彼の持つ魂は同じ漢そのもの。 互いが互いに言葉をかけなくても分かる 「何、気にすることはない……が」 幸村が離れるのを確認し目線を元の場所へ戻す。 ピッコロは幸村とミケロの戦いを見てた訳ではない。加勢が出来なかったのだ。 本来ならば二人ががりでも厳しい相手だろう。 この場に居る者達は強い。だが目の前にいる物体の強さは其を凌駕する存在。 「どうした?ピッコロよ」 その名は人呼んで、完全体セル ★★★ そんな彼らが戦いを繰り広げてる会場の周りの観客席。 一人の少女が立っていた。彼女の名は御坂美琴。 学園都市のお嬢様学校に通う中学生だ。 だが彼女も会場に呼ばれた身。只の中学生ではない。 能力者。それも最強の一角のレベル5であり学園都市三位の兵。 それが彼女、御坂美琴だ。 しかしそれを差し引いても彼女は何故自分が此処に呼び出されたのはまったく理解が出来なかった。 まずは状況を確認しようと近くに合ったバックを拾い名簿を取り出す。 知った名前は三つ。二つは出会った事があり、一つは間接的にだが聞いた事のある名だった。 上条当麻。彼こそ何故呼ばれたのか。之が一番理解出来ない。只の学生。 だがいつもみたく誰かのためにその身を投げ出したら。理由は生まれる。 一方通行。学園都市に君臨する最強の能力者第一位。 過去にクローンではあるが自分の妹達を殺し続けた。 垣根帝督。直接の出会いはない。が、噂は聞いた事がある。 自分の上に立つ第二位。 学園都市の頂点に近い三人が居るから実験か?それとも別のものか。 唯一言える事は彼、上条当麻は人を助ける。それが殺意を隠した鬼だとしても。 なら、そうなる前に。自分が止めなくては。心に決める。 別に彼の事が心配ではないという事を銘じて。 そして戦いに目を移す。 そこには信じられない光景が目に入る。 炎を纏う二本の槍を操る男、其に脚で対応する男。 とてつもない速さで戦い、尚且つ謎の光線を放ちながら戦う緑の存在。 「何なのよ一体……」 「まったくわけがわからないよ」 美琴の声に返事を応じたのは一匹の白い動物だった。 突然現れた動物に困惑する。 そして声を出したことにも反応する。この会場には自分の知らない未知が溢れ過ぎだ。素直に思う。 そして目の前の存在はこちらに話しかけようと、声を出した。 「僕の名前はキュゥべぇ!美琴、僕と契約して魔法少女になってよ!!」 ★★★ 「「うおおぉぉぉぉおおおおお!!!!」」 両者の雄叫びが交差する! 幸村の猛攻をミケロは避けているがその顔段々と必死さを帯びていく。 通称、烈火。連続で繰り出される突きがミケロに襲いかかる。 「ちぃッ!!」 槍がミケロの右肩を貫く事に成功する。 ミケロは急いで距離をとるがこの行為は彼にとって不幸を招く。 前を見据えると紅い竜巻が自分を包み込む。何が起きたか判らない。 竜巻の奥。 そこには対の槍を繋げ紅蓮の竜巻を起こしている幸村の姿が会った。 そして竜巻は体に傷を負わせながらミケロを壁へと突っ込ませた。 そして幸村は劣勢を強いられているピッコロの元へ駆け出す 「今行くでござる!ピッコロ殿ぉぉおぉおおおぉぉ!!!!」 ★★★ ピッコロが一気に距離を詰めセルの顔面に右ストレートを放つが首を曲げ簡単に避けられる。 左の拳も同様に避けれてしまう。 ピッコロは目にも見えない速さのラッシュでセルに襲い掛かる。 だがセルは攻撃一つ一つが見えているかの様にまったく攻撃が当たらない。 そしてピッコロの右手を掴み笑みを浮かべる。 するとピッコロは奥の方へと投げられる。が受身を取り体制を整える。 手を前方に翳し気弾を放つ。 対するセルは人差し指を翳し先から小さい光線を放つ。 光線は気弾を破りピッコロの右肩を貫く。 「ぐッ!」 「残念だよピッコロ。お前は此処でお別れだ」 セルが一瞬でピッコロの前に現れその手に気を集中し始める。 集められたエネルギーは輝き始め今にもピッコロを殺そうと音を上げている。 「さらばだ、ピッコロ!!」 「させてたまるかああぁぁぁあぁぁぁあああ!!!!!」 空から降下して来る幸村はセルへと槍を振り下ろすが避けられてしまう。 突きも払いも斬撃も同様にセルは淡々と避けて拳を振り下ろす。 幸村は槍を交互にし防ぐがその衝撃で後方に後ずさりをしてしまう。 そこにセルが追撃を行おうと距離を詰めようとするが突如の電撃により中断する。 三者が一斉に目を向けると場に相応しくない一人の少女が居た。 少女はピッコロ、幸村に近寄り声を掛ける。 「私も力を貸すわ」 三人は簡単な自己紹介を済ませセルを睨む。 幸村は少女を戦いに参加させる事自体に反対を示していたが状況を理解する。 ピッコロも強いがセルには押され続け劣勢を強いられているこの状況。 戦力が必要なのはたしかだった。 そしてその遥か後方に一つの足音が聞こえ全員が振り向く。 そこには同じ悪を倒す力となってくれる強き心の持ち主、美食屋四天王ココ。 「僕も力を貸そう」 今此処に住む世界、生きる世界は違えど同じ魂を持った四人が揃った。 「なら精々楽しましてくれよぉ?」 最初に動き始めたのはセル。 常識を超えた速さで標的に仕留めたのは美琴だ。 美琴の正面にまるで瞬間移動の如く現われ拳を顔面へと伸ばす。 予期せぬ事態に美琴は彼女にしか出来ないやり方で対応する。 電撃による筋肉への刺激。 これにより一瞬であるが人間の限界に近い反応速度を取る事が可能になる。 間一髪で拳を避けると追撃を止めんばかりにココが割ってはいる。 ココの持つ力は毒。彼は全身から毒を使う力に長けている。 右足が紫を帯びた毒の足と化す。 「お前、死相が見えるな」 ココの放つ蹴りがセルに当たりセルを後方へと押し戻す。 放った毒は致死性のある猛毒。人間ならば死ぬまでそう時間は掛からない。 だがセルは食らったばかりか、その顔は笑みに包まれていた。 ココが戸惑った顔するとセルは自分の腰付近に目を落としココの視線を誘導する。 そこに在ったのは毒により原型を留めていないバックが在った。 「毒か。それも質が高い。貴様は人間か?」 「残念ながら扱いはちゃんとした人間さ」 ★★★ 「まったく契約してくれればいいのに……」 現在キュゥべぇは観客席から独りで会場の戦いを眺めている。 結果だけを述べるなら美琴が戦っている以上彼女との契約は失敗してしまった。 彼女はまともに説明も聞かないまま戦いに行ったため魔法少女の意味を知らずに飛び出した。 彼女としては良かったかも知れないが、キュゥべぇとしては残念極まりないことである。 鹿目まどか。最高の素質を持つ彼女も今は魔女へと生れ果てた身。契約は出来ない。 目を付けたのが美琴。魔法少女へと生れる素質を持つのは彼女だけ。 他の女は何かしらの魔術的な存在と為っているから。 この場における魔法少女の真実を知る者。 鹿目まどか、美樹さやかは魔女と生き、 佐倉杏子、暁美ほむらは最早常識的な判断が下せない状況であり、 巴マミは真実にすら気づいていない。この場は契約が出来る絶好の機会だったのに。 だがこの場ではどうやら魔法少女(?)に制限は無いらしい。つまり―――― 武神や拳王も魔法少女(?)に成れる素質があるのだ。 「ん?」 どうやら会場に又一人誰かが来たようだ。 幸村達に取って吉と出るか凶と出るか。それは誰にも分からない。 ★★★ 「どうした、どうしたどうしたぁあああああぁあ!!!」 唸り声と共ににセルの連打が幸村に襲い掛かる。 その速度は最早常人では目に見えない程の速度までに到達寸前と言った所だった。 幸村も捌いたり避けたりしてはいるものの徐々にセルの攻撃は体に当たっている。 連打の拳と拳の隙間を狙い槍を突き刺そうとするがセルは簡単に槍を手で掴み取る。 「う…うおおおおおおおおおおお!!!!」 幸村が掴まれた槍をセルに突き刺そうと雄叫びを上げ腕を押していく。 軋む腕。軋む槍。焦る幸村。笑うセル。 セルは飽きたのか槍を軽々と持ち上げ幸村と一緒に空中に放り投げる。 右手は翳し幸村を定める。手には緑の気が目に見えるほど増大していく。 幸村も槍を自分の前に盾代わりになるように出すが時すでに遅し。 防ぐ事も出来なければ空中では身動きも出来ない。そしてセルは手の向きを幸村から逸らす。 セルの右方向へと発射された気弾は美琴の放つ電撃と衝突し大きな光と共に消滅していく。 「アンタの敵は一人じゃないのよ」 「余裕があるのかい?レディちゃん?」 美琴が声を出した時、既にセルは美琴の前へと移動を完了させていた。 美琴の顔は圧倒的な力の差による劣等感、これから起きる事に対する恐怖心に包まれていた。 容赦無いセルの拳が美琴の腹に直撃し美琴の体は地面を跳ねる様に飛ばされていく。 その先には幸村が居た為美琴の体は動きを止める。 手を抜いていたのか骨は折れていないが跳ねた事により制服の一部が破けてしまった。 破廉恥な!と幸村なら言いそうだが今はそんな状況ではない。 セルがこちらに攻撃しようと手を翳すが今度はココが毒を飛ばしそれを中断させる。 「大丈夫でござるか!?」 「な……何とかね」 「ふん、貴様の毒はこの私に効くかな?」 「なら試してみると良い。僕の毒をね!!」 ココは毒硬化させ毒の剣を創りセルに斬りかかるが避けられる。 セルも反撃をするが毒の剣を盾にされては殴れないため拳を引っ込める。 剣の毒を溶かし広範囲に毒を飛ばすがセルは空に飛び毒を避け下降し蹴りを繰り出す。 ココは体を反らし回避。毒を纏った拳を突き出すがセルも避ける。 美琴が電撃を飛ばすも簡単に避け、幸村が挑んでも簡単に退ける。数は有利だが幸村達は劣勢を強いられていた。 距離を詰めたセルはココに攻撃を繰り出すがココはとうとうセルの腕を掴む。 たしかに手は抜いていたがこの速度の攻撃を遮断した事にセルは若干驚いた。 「やっと捕まえた……!!」 ココの体からは毒が溢れ出しセルに与えようと活気を見せる。 対するセルは異様に毒から恐怖を感じその顔は此処に来て初めて不安を見せる。 毒はココの腕を伝い今にもセルに到達していようとしていた。 「や、やめろおおおぉおおぉぉおおおお!!!!! とでも言うと思ったか?」 ココが目を開いた時にはセルは自分より遥か後方に居て自分は床に伏せられていた。 一瞬。本の一瞬だった。セルが腕を振り下ろしココを伏せ自分は後ろに距離を取った。 見ていた幸村達も気が付いたらココが伏せセルが余裕の表情をしていた。 「中々楽しかったぞ。だがこれまでだ。」 セルは余裕の表情をし周りの敵に目線を移していく。完全に勝った。 自然とセルは大きく声を上げ高笑いをしていた。 「お前は……だ、大事な事を忘れている……!!」 「なん……だと?」 「そうだ。よく考えればいい。……己の馬鹿さを……!!」 これまでの戦い。全てにセルが圧倒的力を見せ続け戦いを圧倒していた。 戦国武将の力、超能力者の力、四天王の力。全てに勝っていた。 この三者に。そう三者なのだ。セルは気づいたのか後ろに振り向く。 そう。セルは敵を侮辱し圧倒的力で遊んでいた。だから玩具が一人減った位じゃ気づかなかった。 「ピッコロオオォォォオオォオオォォオォオオオオオオ!!!!!!」 「残念だったなセル!お前は俺達を甘く見すぎた!!」 ピッコロの放つ魔貫光殺砲が最早当たる寸前とまで来ていた。 ピッコロが戦いに参加しなかったのは気を最大限いやそれ以上に溜めていたから。 これでセルが倒せるとは思えないが確実に重傷は与える事が出来る。 時間稼ぎは成功し尚且つセルの隙も突けた。完全。完璧なタイミングだった。そして魔貫光殺砲はセルを貫く事は無かった。 「え?」 全員が戸惑いの声を上げる。既にセルはピッコロの前まで現れた。 移動ではなく現れた。そう超スピードによる移動ではなく瞬間移動。 セルの腕がピッコロを貫くには時間はいらなかった。 「ピ、ピッコロ殿おおおおお!!!」 幸村が駆けるが時既に遅し。セルは血に染められた手を幸村に翳し気弾を放つ。 気弾は大きな音をたて爆発するが幸村はそれでも走り続ける。 セルが更に反撃しようとするがその体は鎖に包まれる。 「刈れ、風死」そんな掛け声と共に。 「ピッコロ!貴様ァ!!」 幸村は槍を振りかざしセルの体を斬りつけ鎖と一緒に飛ばす。 風死。とある隊の副隊長が使う刀。解放と共に対の鎖でつなげた刀となる。 「許さんぞ貴様らアアアァァァッァァアアア!!!!!!!」 怒涛の雄叫びを上げるセル。第二ラウンドの幕が切って落とされ――――― 「俺も混ぜろよ」 鬼が襲来し辺りは緊張に包まれ一瞬の静寂を誘い気づけば勇次郎とセルは攻防を繰り広げる。 勇次郎はセルに劣らず張り合いまるで人間を超えた動きを魅せ戦いを続ける。 残されたココは幸村に語りかける。 「行けるよな?幸村」 「漢には退けぬ時がある」 傍に居た美琴は二人が何を言っているのか理解していない。だがピッコロは何か悟った顔をしていた。 ピッコロは言いたい事があるが黙る。否、言えないのだ。 幸村達の、覚悟を決めた眼を見て。 「ピッコロ君は一度引くんだ。後は僕達が抑える。美琴は診療所まで連れて行ってあげるんだ」 美琴は驚愕する。ココはあのセルを抑えると言った。 皆、4人でも劣勢を強いられる相手をたった二人。更にあの勇次郎まで居る状況で。 敵う筈が無い。決して甘く戦況を語ってる訳では無い。むしろ悲観的と言っても過言ではない。 だが歯が全く立っていないのも事実。そして何よりも絶望。敵う希望が見えて来ない。 「引けってアンタ達アイツに殺されるわよッ!?」 だから出る本音。殺される。素直に思う感想だ。 だがココは、幸村は決して諦めていない。幾ら壁を見せられても。 乗り越えればいい。そう壁は、セルは単なる通過点でしかない。 己の夢、決意、覚悟。全てを背負い戦う。それが漢。 無論この漢達は元から諦めている気は無かったのだが。 「心配無いでござる。それより早く診療所へ!」 言葉を掛けられるが美琴は動こうとしない。 何と言っても戦力差が大きいのは事実。更に減るとなると一層戦いが辛くなる。 だがピッコロを早急に治療しなくては彼の命に関わるのも事実。彼女は決断出来ないでいた。 「ふんッ!」 セルと勇次郎の拳が衝突し衝撃が空気へと振動し大気を揺らす。 その一帯を中心にい風の音も聞こえない程の静寂が起きる。 「貴様、本当に只の人間か!?」 セルは正直幸村達との戦いの時よりも力を強めていた。 だが状況はどうだろうか。圧倒する筈が現に勇次郎は彼と対等に張り合っている。 その力は人間とは考えられない。もしや彼も―――― 「当たり前だろ?」 勇次郎が言葉と共に出した拳はセルを捉え彼を後方へと吹き飛ばす。 それを見ていたココが美琴達に指示を出す。 「今がチャンスだ!!早く!!」 それでも美琴は彼らを見捨てる事は出来ずに決断出来ないでいた。 ココが何回も促すが意味を成していない。 そしてピッコロが傷を抑えながら歩き出し美琴へと話しかける。 「い、行くぞ……」 「で、でも!!」 ピッコロが歩き出した為美琴は自然と彼に近づく形になる。 近くで見ると傷が想像以上に深い。これでは本当に命に関わる。 美琴は黙ってピッコロに肩を貸す。 彼女の肩を借りたピッコロは最後に振り向き言葉を残す。 「……死ぬなよ」 「無論、拙者は命尽きる気など無いでござる」 「僕達も運が良ければそっちへ行く。行かなかったらもう一度来てくれ」 ピッコロの姿が見えなくなるのを確認すると二人は構える。 今一度起きる激闘に備え。 「さてどこまでいけるかな?」 「真田幸村――――参る!!」 こうして更なる激闘のゴングが鳴り響く―――― 【C―4武道会会場/1日目・深夜】 【真田幸村@戦国BASARA】 【状態】 疲労(中)、全身に傷(小) 【装備】 幸村の槍@戦国BASARA 【持ち物】 ランダム支給品0~3、基本支給品一式 【思考】 基本: 悪の主催を倒し元の場所へと帰還する。 1: セルを倒す。 2: 頼れる者との協力。 3: 親方様をお守りする。 【備考】 ※参戦時期はお任せします ※名簿を確認していません。 【ココ@トリコ】 【状態】 疲労(中)、毒消費(三割) 【装備】 普段着(上半身裸) 【持ち物】 ランダム支給品1~3、基本支給品一式 【思考】 基本: 主催を倒し小松を救出し帰還する。 1: セルを倒す。無理なら隙をみて診療所へ。 2: トリコ達と合流し小松を救う。 3: 水の確保。 【備考】 ※参戦時期はカジノ編直前 ※毒=体内の水分です。 【セル@ドラゴンボール】 【状態】 疲労(小)、体に裂傷、腹に痛み、怒り 【装備】 【持ち物】 【思考】 基本: 全てを殺し主催も殺す 1: 目の前の人間達を殺す 2: 悟空達に借りを返す 【備考】 ※参戦時期は死亡後 ※戦闘力に制限有り 【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】 【状態】 疲労(中)、全身に傷(小) 【装備】 制服(若干損傷) 【持ち物】 ランダム支給品1~3、基本支給品一式 【思考】 基本:皆の元へと帰る 1: ピッコロを診療所に連れて行って休ませる。その後戻ってくる。 2: 上条と合流してあげてもいいんだからね! 3: 一方通行に第二位には警戒 【備考】 ※参戦時期は少なくても妹編以降 ※殺し合いに学園都市が絡んでると若干疑っています。 【ピッコロ@ドラゴンボール】 【状態】 疲労(中)、肩に穴(重傷)腹部に穴(重症) 【装備】 【持ち物】 ランダム支給品0~2、基本支給品一式 【思考】 基本: 主催を倒す。ドラゴンボールも視野にいれる。 1: 傷を治す。 2: 悟空達と合流し悪を倒す 【備考】 ※参戦時期はセルゲーム以降 ※命には一刻の猶予もありません 【ミケロ・チャリオット@機動武鬪伝Gガンダム】 【状態】 疲労(中)、肩に穴、気絶中 【装備】 【持ち物】 ランダム支給品1~3、基本支給品一式 【思考】 基本:気絶中 1: 気絶中 【範馬勇次郎@グラップラー刃牙】 【状態】 【装備】 【持ち物】 ランダム支給品1~3、基本支給品一式 【思考】 基本: 不明 1: 強き者と戦う 【備考】 ※参戦時期は書き手さんに任せます ※戦闘力に制限はありません 【キュゥべぇ@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】 【装備】 【持ち物】 【思考】 基本: 契約♪ 1: 美琴と契約したい 2: まぁ誰とでも出来るんだけどね♪ 【備考】 ※参加者ではありません。主催側です。が、殺す事は出来ます。 ※会場は荒れまくっています ※セルのバックは毒により消滅 ※地面に風死が落ちています アルティメット・バウト 時系列順 チョーシに乗るな アルティメット・バウト 投下順 チョーシに乗るな GAME START 真田幸村 地上最強の魔法少女 GAME START ピッコロ 幕間は終わり GAME START セル 地上最強の魔法少女 GAME START ココ アルティメット・バウト2 GAME START 御坂美琴 幕間は終わり GAME START ミケロ・チャリオット 進撃のサイヤ人-思春期を捧げた男の輝き- 開幕 範馬勇次郎 地上最強の魔法少女 開幕 キュゥべぇ 地上最強の魔法少女